<私>とは何か―心理療法家とアーティストの対話
演 者:猪股剛(ユング派分析家、日本橋分析プラクシス)
蓮沼昌宏(アーティスト、写真家)
日 時:2024年12月22日(日) 15:30-17:00
場 所:オンライン(ウェビナー形式)
チケット:視聴(見逃し配信あり)1,000円
視聴+書籍『日本における「私」の姿』3,800円
申込方法:下記のPeatixサイトから、お申し込みください。
https://analyticalpsychologyclub2.peatix.com/
概 要:
11月の特別ミニレクチャーが大変好評でしたので、 12月も特別ミニレクチャー・対談を企画しました。
演者は猪股剛先生で、『私というものの姿』というエッセイを扱います(『日本における「私」の姿』左右社、第5章)。
心理療法では、学派に関わらず「私らしく生きること」の支援が重視されます。しかし、あらためて「私」とは何でしょうか?「私らしく生きる」ことの支援のためには、まず、この「私」について心理学的に考える必要があるでしょう。
深層心理学の草創期、フロイトは「私」と「それ」との関係として、意識と無意識の関係を考えました。いわゆる「自我」と「エス」をめぐる研究です。その後、フロイトの言う「私(das Ich)」は「自我」と翻訳されて、誰でも当たり前に持っている物のように研究されてきました。
一方、近年の分析心理学研究では、「私」というものの成立が当たり前ではないこと、心理療法においても、この「私」の成立自体が目指されることが論じられています。そもそも、フロイトの言う「私」と「それ」の関係自体、「私」というものを一つに定めることが困難であることを示しています。「私」とはバラバラの複数のものが寄り集まりながら、それでもなお「私」という感覚が維持されている、不思議な現象なのです。
当日は、猪股剛著のエッセイ『私というものの姿』のテキストをベースに、ユング心理学の立場から見た「私というもの」について、ご解説いただきます。後半は、アーティストの蓮沼昌宏さんにご登壇いただき、「私とは何か」という問いをめぐって、心理療法家とアーティストの立場から議論を行います。参加者の方から質問も受け付ける予定です。
今回はエッセイ形式で書かれたテキストのご紹介です。気軽な気持ちでご参加いただければと思います。「私」について考える、貴重な機会となるかと思います。また、まだ本を購入していない方のために、チケット割引を行います。こちらもあわせてご検討ください。
▪️見逃し配信について
チケット購入者には後日動画のURLをお送りします。
動画の視聴期限は2025年1月末日です。
▪️書籍付きチケットについて
お名前、ご住所、お電話番号を申込フォームにお入れいただき、後日出版社より書籍をお届けいたします。
書籍は、イベント当日までにお手元に届かない場合がありますので、ご了承ください。