一般社団法人日本ユング派分析家協会のセミナーにおいて、四谷分析心理学クラブ顧問の猪股剛先生が、写真家の上原沙也加さんとワークショップを開催します。
これだけ多くの人々が写真を撮影し、ネット上に写真をアップロードする時代です。芸術療法の講座は多くありますが、写真を媒体にしたワークショップは珍しいものだと思います。
「写真」という表現について心理学的に考察する貴重な機会です。こちらは専門家向けの講座で、会員になる必要がありますが、ご関心のある方は、下記の分析家協会のホームページをご参照ください。
http://www.ajaj.info/information.html#seminar_kanto_2011sum
以下は、講座概要の抜粋です。
上原 沙也加・猪股 剛「写真と目に見えないもの、心を読むことについて考える」
日時:2025年5月18日(日)10:00~17:00(全6時間)
形態:オンサイト型
領域:4 イメージ・象徴論
地区:東京
定員:40名
会場:未定
今回は、写真家の上原沙也加さんを講師にお招きして、写真というメディアについて、写真表現から読むことのできる心や魂について考えてみたいと思います。 内容としては、1.上原さんによる写真についての講義、2.写真のワークショップ、3.上原さんとともに臨床事例の夢について考える、という三つの柱で構成したいと思います。どのように見て観察し考えていくのか、という点についての話を聞き、それを受けて猪股と対話します。 ワークショップでは、参加者の皆さんに写真を一枚撮ってもらって、その写真について味わいを考えて作業します。参加者には、事前に写真を撮ってもらいそのデータをお送りいただきますが、インストラクションの詳細はお申し込みいただいた方にお知らせします。
*上原沙也加氏
1993年沖縄県生まれ。写真家。風景のなかに立ち現れる記憶や傷跡、場所や物が保持している時間の層をとらえる実践として、写真作品を制作している。主な受賞に、 第36回写真の町東川賞新人作家賞、VOCA展2024」で奨励賞、大原美術館賞(2024)、出版物に写真集『眠る木』(赤々舎、2022)がある。